「海外インターンから何を得られるのか」「海外インターンの本音は」…挑戦に迷っている方々が一番知りたい事ではないでしょうか?
海外インターンへの挑戦に迷いのある方に読んで欲しい、先輩インターン生たちの"After STORY”vol.6
第6弾は、モロッコインターン経験者、大阪大学3年野村沙希さんです。
ーモロッコインターンに行った経緯について教えてください
大学3年終了時に休学して、海外インターンにチャレンジすることにしました。インターン先の選択肢は色々ありましたが、環境問題や食糧問題に興味があったこと、農業に近い産業に関わりたいと考えたとを理由に、2ヶ月半農業資材を扱うモロッコの会社へ行くことにしました。
モロッコがフランス語圏である事に不安はありましたが、ある新聞の「アフリカは発展の段階をスキップして発展する」という記事を読んだ事があり、アフリカに住んでその”発展”を見てみたいと思っていたため、思い切って渡航を決めました。
ーインターンでの業務について教えてください
節水、肥料の節約が出来る資材を扱っている会社での営業同行や、商品展示会の準備、Face Book等のSNSの改善を行いました。
営業同行では、フランス語が話せないために実際に商談をすることはできなかったのですが、交渉の場に同行させてもらいました。営業先は企業として大規模農業を行っている方々が多かったのですが、ここで私が持っていた農業のイメージが大きく変わりました。
それまでは、農業というと家族経営で行っているというイメージでした。しかし、実際に訪問した先は企業として大規模な農業を行っており、いかに美味しく効率的に農作物を生産できるかを研究室で研究されていて、まさに最先端農業といった感じでした。その企業に自分たちの資材を使ってもらうことで、水不足問題解決に貢献できることになることが誇らしかったです。
しかし、フランス語が話せないことで商談で役に立つことはできませんでした。そこで、英語を使って自分に何かできるかを考えた結果、商品の展示会でのPR活動やSNSでもっと会社や商品のことを知ってもらうことなら出来るのではと思い、やらせてもらうことになりました。
商品の展示会は定期的に行っているのですが、そこに来てくれたお客様に話しかけて自社の商品のことを知ってもらいました。自分も名刺を作っていたのですが、そこで日本のモロッコ大使と名刺交換をさせて頂いたりもしました。女子大生が大使とお話しさせてもらうなんて日本では考えられないのですが、モロッコだから実現したことだと思います。
ー仕事以外での思い出はありますか
モロッコに到着し、インターン先へ向かうバスの中で、現地のモロッコ人と友達になりました。
彼女の親戚が日本に住んでおり、日本文化が好きな女性です。モロッコ土産を買う際、市場なので価格交渉があるのですが、モロッコ内でも訛りがあるので旅行客だとモロッコ人でも値段が高くなるそうなんです。私はその友達が一緒にいたので、交渉をしてもらい現地人価格で買い物が出来ました。
連絡先も交換して、私が日本へ帰国してからも交流は続いています。数日前にも電話で話したばかりです。一期一会とはこのことかと思うくらい大切な出会いだったと思います。
また、滞在中にラマダン(ムスリムの義務の一つで断食を行う)があり、イスラム教の文化を体験できました。
ラマダンが明ける時にイードというお祭りをモロッコ人の同僚と共に過ごした時、その同僚がラマダンが明けるのが悲しいと言っていました。私は断食が終わるので嬉しいのかなと思っていたのでとても驚きました。同僚曰く「ラマダンは神に近づけるとても神聖なものなので、それが明けるのは嬉しさ半分悲しさ半分」なのだそうです。違う宗教を厚く信仰している人の考えを知れることは貴重な経験でした。
ーモロッコインターンを振り返って、いかがでしたか
モロッコ自体は以前旅行したことがあったので、今回のインターンで2回目でした。前回と違い3か月滞在することで、もっと好きになったと思います。イスラム建築や食べ物など素敵なものがありますし、宗教に触れることもできたので良かったです。また、モロッコならではの経験として、営業で砂漠のど真ん中に住んでいる元遊牧民の農家を訪ねたりもしました。日本では絶対に出来ない経験ですよね。
その一方、全ての目標を達成できなかったのも事実です。自分からやりたいと言ったSNSでのPR活動では目標数値をクリアできなかった部分もありました。その点は悔しかったです。
日本へ帰国してから、濃密だったモロッコからの反動なのか少し気が抜けてしまいました。わざわざ休学しているのにダラダラしていてはいけないと思い、折角時間があるのだから中々いけない場所に行きたいと思うようになりました。「1度海外インターンを経験しているので、その経験を持って行けば前よりも出来ることがあるのではないか」と考えました。
私は、2度目の海外インターンに挑戦します。
ー2度目の海外インターンへの意気込みを教えて下さい
2度目の海外インターンはバングラデシュのIT企業でインターンをさせていただく予定で、渡航前に日本にあるオフィスで国内インターンをしてからの渡航になります。モロッコの企業とは違った文化を持った会社でその違いを肌で感じることができるのは2度目のインターンだからだと思います。
2度目の海外インターンでの目標は大きく2つあり
・常に現実と自分を受け入れて更新していく人になること
・失敗を恐れず積極的に発言提案し新しい価値を生むこと
です。
お察しのいい方はお気づきかもしれませんが、これはモロッコインターンで悔いが残った部分なんです。2度目の海外インターン、同じ悔いを残さないように精一杯やってこようと思います。
ーこれから海外インターンへ挑戦しようとしている後輩にメッセージをお願いします
休学して周囲より大学卒業が遅れてしますことに不安が有るかもしれませんが、私は就活するときに1年ブランクあっても誰も気にしないと思い休学を決めました。
海外へ行く人なんて沢山いますし、例え思うようにいかないことがあったとしてもまた挑戦すればいいんですから、迷っている人がいるなら、挑戦した方がいいと思います。
ーインタビューを終えて
モロッコインターンを終えて、バングラデシュインターンを決意された野村さん。バングラデシュ渡航前の東京オフィスインターン期間中にインタビューをさせていただきました。
フランス語が全く話せないのにモロッコ企業へのインターンをされ、言葉の壁等により思うようにいかないこともあったと思います。しかし、自分で考えて行動し仕事を生み出したということは大きな意味のある、一歩だったのではないでしょうか。
さらに新たな挑戦を決意され、「2度目の海外インターン」では目標を達成できるよう応援しています。”2度目”ということもあり、インターン挑戦に対する良い意味での余裕も感じられ、さらなる成長を期待せずにはいられません。
目標を達成するのに必要なのは、諦めない心。すでにそれをお持ちの野村さんの今後の挑戦が楽しみです。
以上、今回のAfter STORYでした。いかがでしたでしょうか?タイモブでは、記事でご紹介したインターンシップ以外にも、世界各国でのインターンシップ情報は掲載しています。世界36カ国260件以上のインターンシップ情報はこちらをクリック!
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