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NGOにビジネスマインドは必要ないのか。

なずな
  • 2016/10/27 00:00
  • インド
  • 企画・マーケティング
  • インターン前

インドという国に無条件に憧れや、興味、わくわくを感じる人は多いのではないでしょうか。

 

私もその一人。

 

「今度インドいくの?!やば。すご。」

 

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から始まり

 

「私も行きたい!!!!」

 

って、なるものの、私の中ではぱっと行くにはハードルの高い国ランキング1位。

 

きたない だまされる 病気なる なんかやばそう

 

そんな感じのイメージが先行してしまうから。

 

(だって、実際30万を数日で持ってかれた人がいるし・・・)

 

インド人皆騙しなれた顔してるんやないん?とか偏見持っちゃう。

 


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そんな中、インド行ってきた!なんて聞いたら

 

その子は私の中で最強ですよ。そりゃ。

 

 

 

しかし、インドは世界中が期待する国なのです。

 

国際協力銀行が調査した「中期的に有望と考える事業展開先・国」のランキングでは

 

2014.2015年で1

 

世界銀行予測(20166)によれば、インドの実質GDP成長率は

 

7%後半を維持し続ける予定です。(日本は2%未満)

 



 

かと思えば、2016年世界銀行の「ビジネス環境ランキング」では

 

130位!(/189ヶ国) 

 

まぁ、つまり、期待は大きいんやけど、ビジネスしにくい国・・・です。

 

さすが混沌の国インド。一筋縄では行かない感じがデータからも分かりますね。

 

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一方でインドはNGO大国とも言われています。

 

皆さんがイメージするインドはこうしたNGOが入っているようなサイトをイメージするのではないでしょうか。

 

正確な数が把握されないほどインドでは様々な方面でNGOが興隆し、そして無くなっていきます。

 

 

 

日系NGOが継続するにあたり直面する問題は様々です。

 

雇用・環境・法整備・インフラ・資金・・・・・。

 

私が、関わらせていただいたいくつかのインドの日系NGOはどこも資金源に困っていました。

 

 

 

ここで一つ疑問があります。利益の最大化が目的でないNGOだから資金源に困っているのでしょうか?

 

JETROの「2015年度アジア・オセアニア進出日系企業実態調査」では

 

5年で黒字に転化する企業は30%とどまります。

 

その後5年以上赤字のまま事業を続けることは企業であっても厳しでしょう。

 

早いところは1,2年で撤退する企業もあるとか。

 

(この厳しさを見ると環境ランキングとの繋がりが見えますよね・・・涙)

 

 

お金・資金の問題はたとえ利益を生み出す事を目的とするような企業であっても直面しうる問題です。

 

資金作りは、何かを継続していくことに必要不可欠なものなはず。

 

資金作りが崇高な理念をけがすような事は無いはずなのです。

 

しかし、NGOビジネスマインドは必要ない。

 

ビジネスマインドではなく、諸問題への情熱こそが必要だ

 

という意識が日本のNGOには根付いているように感じます。

 

その情熱をもってこそNGOスタッフとなるべきで、その情熱さえあればNGOは動いていくのだと。

 

ビジネスマインドは苦手だというNGOも少なくないです。

 

(私の父が行うNGO1年目で既に直面しております・・・涙)

 

 

 

企業は雇用したインド人に定期的に給料を払うことが出来ます。

 

一方NGOはどうでしょうか。

 

JICAの調べでは1940万のインド人がNPO/NGOで働き、

 

そのうちの300万人弱のみが定期的な収入があり

 

残りは、無償または若干の給与のみで奉仕しているそうです

 

これでは、自分の行いにより従事したいと言う情熱があったとしても

 

明日の生活を考えて続けられない人がいることも推測できるのではないでしょうか。

 

お金と言うものが人が離れていってしまう要因になりかねないのです。

 

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だからこそ、私は、NGOこそビジネスマインドが必要だと考えます。

 

しかしながら、ビジネスソウルは必要ないです。

 

魂まで利益に翻弄され惑わされる必要はありません。

 

なにせ、NGOこそ

 

断固たる唯一無二の激アツなソウルがたくさん集まって

 

ぐんぐん人を巻き込んで

 

目の前のその人」を救うために邁進していくべきだと考えるからです。

 

政府も企業も手の届かない

 

「その人」「その地区」「その問題」

 

にやっと向き合ってくれたNGO数年やそこらで潰れては意味が無いのです。

 

 

 

そこで、その魂の熱を持続させるためにビジネスマインドこそがツールになるのではないでしょうか。

 

あくまでビジネスマインドで達成されるものが目的にならず、

 

激アツソウルの実現に使われる手段としてあり、

 

もともとの情熱が加速することでNGOが運営されていくのではないでしょうか。

 

(と、父にむかって声を大にして言いたい・・・!)

 

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なずな

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