TOP/海外インターン体験談(タイモブログ)を読む/メキシコの体験談:大学3年生 軽い気持ちでラテンアメリカへ
2019年8月のラテンアメリカ合宿に参加していた松浦和也です。
簡単に自己紹介をすると関西外国語大学、外国語学部、スペイン語学科の3年です。
この研修プログラムにて1週間メキシコのグアナファトに、続いて1週間ペルーのリマに滞在していました。
僕自身この手のブログはよく読みますが、自慢じみたものが多く、あまりいい気はしないので僕についての文章ではこの短い2週間という時間で感じたこと、行ったことについて少しと、このプログラムについてより詳細に書かせていただきます。
1)研修プログラムの目的、挑戦した理由
僕がこのプログラム参加した理由はいくつかあるのですが、大きく分けると2つあります。
①ラテンアメリカに憧れを抱いていた。
僕は大学で専攻の関係もあり、ラテンアメリカ文化、経済について学ぶ機会も多く、できれば大学生活の間に1度は行ってみたいと思っていました。幸いにもメキシコ人の友達にも恵まれ、ラテン系の明るくて気さくという漠然としたイメージから、実際に行ってみて現地の人々と触れ合いたいと思っていたことがファーストステップでした。
②大学から三年生の夏だからとりあえずインターンシップに参加しておこう
大学生活も半分が終わり、そろそろ就活も意識しなければならない時期になり、何から始めようと考えた時に僕は「とりあえず何かしら研修に行っておこう」と考えました。
この2つのとても軽い考えから僕はインターネットでこのプログラムを偶然見つけ、参加することを決意しました。
今思えば、とても浅はかで弱い理由だなと思います。
2)研修プログラムで実施したこと
今回のプログラムでは、前半はメキシコ、後半はペルーの二か国に分かれ、実施したことも大きく異なっていました。
メキシコではベースとしてグアナファト州にある日本食レストランの土曜日の売り上げを120%にするという課題が与えられました。それに加え、メキシコで起業し、現地で働く様々な日本人起業家さんたちの貴重なお話を聞かせていただきました。
一方ペルーでは前半はインプットとしてペルー人起業家のお話や現地ローカルマーケット視察、リマ貧困地域の子供たちにスポーツを教える団体のお話を聞きました。後半はアウトプットとしてペルー人と協力し現在のペルーにおける問題、例えば貧困問題や教育問題を取り上げ、解決策を考え、プレゼンするという2パートに分かれていました。
まとめると
メキシコ=与えられた課題に対し、いかに行動するか
ペルー=自ら課題を考え、答えを見出す
という風に分かれていました。
次に2つの章に分けてそれぞれメキシコ、ペルーにでの結果について書きたいと思います。
3)研修プログラムの結果①メキシコ編
メキシコでの課題は前述の通り、日本食レストランの一日の売り上げを同曜日平均の120%を目指すというもので、結果から言うと140%と達成することはできました。しかしながら、終わってみると「もっとできたことがあったのではないか」という気持ちが芽生え、消化不良感が残る結果となりました。理由として僕たちが行ったプロモーションが内容の薄いものだったからです。このモヤモヤ感を抱えたまま、次は必ずプロジェクトを成功させるんだという思いで次の目的地であるペルーへと向かいました。
4)研修プログラムの結果②ペルー編
二か国目であるペルー、リマでは現地の担当者の方から初日に具体的な課題は出されず、ペルーに対する違和感、ペルーの問題に対し、自ら考え、行動することがこの1週間の課題という説明を受けました。最終的に現地ペルー人たちと共にペルーの社会問題を一つ取り上げ、その対策案をプレゼンするというものがペルーでのプロジェクトの内容でした。
僕自身は現地ペルー人大学生2人と共にペルーでの包摂的かつ公平で質の高い教育を提供する取り組みについてのプレゼンを行いました。結果としてプレゼン大会では優勝することはできませんでしたが、メキシコの時のようなモヤモヤ感は無く、達成感がありました。
プレゼン後の集合写真
5)このプログラムを通じ得たもの
僕がこのプログラムを通し、得たものは目に見えるものではなく、知識、新しい価値観、考え方です。具体的にこれら3つ何を得たのかと書かせていただきます。
①知識 実際に海外で働いてみてどのような困難に直面するのか、例えば南米特有だと思いますが、僕が聞いたお話では市役所に申請に行けば毎回違う回答が返ってくる、相手にしてもらえないなど。
②新しい価値観 特にペルーでのプログラム中に感じたのですが、企業の環境への意識がとても高く、社会貢献することが社会の一員としての責務であると考えている方とお会いする機会がとても多かったです。
③考え方 二か国共通して感じたのことなのですが、自分がどこの国出身なのか、アジア人であること、それを差別的に捉えるメキシコ、ペルー人に僕は会いませんでした。正直な話、そんなこと彼らは気にも留めていないのだろうと気が付いた時、肩が楽になった気がしました。
これら全て実際に行ってみなければ知ることも、気づくこともできなかったと今は思います。
6)これから具体的に実行していくこと、何を目指していくか。
僕が帰国したタイミングで感じたことが一つあります。これからまた始まる日常によってこの2週間で高まったモチベーションが下がってしまうのではないかと。それを防ぐためにできることは読書することかなと今は思っています。モチベーションの高い人の話を聞く、読む、それにより自分自身も奮起され、また頑張ろうという気持ちになれます。
正直これから何を目指していくかまだ決まっていません。ただ自分がどの道に興味があり、どの道に興味がないのか少しだけわかった気がします。これからも少しずつできることに挑戦していきたいと思っています。
現地マーケットで出店した時の様子
7)これから行く方へ
このプログラムでは自分で行動しなければ何の結果も生まれないプログラムだと感じました。他のインターンと比べ、仕事が与えられるわけではなく、自分で何をすべきか自分自身で考える必要性があるため、これからプログラムに参加する、もしくは参加するかもしれないという方はこのプログラムに参加すれば力が付くではなく、自ら主体的になって何事にも挑戦していただきたいと思います。僕がこのプログラム中に言われた言葉で特に印象に残っている言葉があります。
「使える大人は使え。」
言い方は悪いかもしれませんが、この言葉は確かに成功する上で大切な言葉、考え方だと今となっては感じます。皆さんも何事にも挑戦してみてください。
メキシコ、グアナファト
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