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突然ですが、質問です!!
皆さんは1日80回「ナマステー!」って言ったことありますか??
皆さんは一気に15人のインド人を相手に話したことありますか??
…僕はあります。
こんにちは!ナマステ!第7期爆速インド成長プログラムに参加した、東京外国語大学2年の松村賢太郎(マツケン)です。左の人です、右ではないですよ(笑)今回、2週間のインターンを経て、その体験記を記したいと思います!
目次
1.営業の進め方
2.2週間で学んだこと
3.アドバイス
4.最後に
1.営業の進め方
このプログラム「爆速インド成長プログラム」は前半と後半に分かれていて、前半は主にインドで働く日本人の方にお話を聞く、インプット中心の内容、後半はインド人相手に「飛び込み営業」する内容となってます。
飛び込み営業??インド人相手に??そう、このプログラム、別に80回ナマステを復唱するプログラムとかそういうわけではないんです。なかなかイメージがつかないと思うので、簡単にかつ少し具体的に内容を説明しますね。
僕らが行ったのは「インドで働く日本人駐在員向けに発行するフリーペーパーに載せるお店の広告契約を取ること」です。ちょっと長かったですね(笑)具体的な流れはこうです。
まず、お店の前に立ちます。笑顔を作ります。次にお店の扉を押します。「ナマステー!!」って言って自己紹介を始めます。そしてまず、オーナーがいるかを尋ねます。入りはこんな感じです。
この「オーナー」がいるかがとても重要です。なぜなら彼らは契約を結ぶか否かの決定権をもつ「キーパーソン」となる人物だからです。彼らに必ず会って、僕らは商談を行わなければいけません。
しかし、大抵の場合、この「オーナー」はいません。じゃあいつオーナーに会えるのかって聞くと大抵こう返ってきます。
「Uh..maybe...Tomorrow !」
ここで要注意単語です。Tomorrowです。この場合のTomorrow、明日という意味ではないです。なぜなら翌日に行っても会えたことがほとんどないからです。本当に。
でも大事なことは、それでも次の日に必ず行くことです。すると本当に来たんだ、みたいな顔をされます(当たり前のことをしたまでなのに)。そしておそらくまた同じやり取りをすることになります。でもそこでまた諦めるのではなく、何度も何度もオーナーに会えるまで通い続けましょう。顔見知りになるくらいです。
ではオーナーに会えたとします。そうすると、次に「商談」を行います。商談で僕らはフリーペーパーの概要を説明し、そこに広告を載せることを「提案」します。ここら辺の内容は実際にやってからのお楽しみです笑
そして商談の最後、往往にしてこう言われたりします。
「OK..so...I’ll decide tomorrow..」
ここでまた重要単語です。そう、Tomorrow です。この「明日」はこの先永遠にやってきません。ちなみにヒンディー語で明日と昨日は全く同じ単語なんです。面白いですよね。
ここで、彼らに「明日」に決めさせてはなりません。今決めて、と彼らに決断を迫りましょう。
ただ、彼らが見知らぬ日本人に不信感を持っていたり、今はその気でない場合もあるかもしれません。その場合は一旦引いてまた同じく何度も通い詰めることが大事です。
こんな感じで進めていきます。結構やってることは単純です。でもその分、辛抱強さが求められます。
いずれにせよ、彼らはこういう人種なのだと理解した上で、僕らが辛抱強く、時に強気で時に引くことが決め手となるのです。
2.2週間で学んだこと
営業を通じて、2週間で学んだことは大きく3つあります。
1 「できる」を増やすことの必要性
1つ目は自分の「できる」を増やすことの必要性です。これはメンターの柴田さんのお話から学んだことです。
柴田さんのお話の中で理想的な仕事は「やりたいこと」「できること」「求められること」この3つが重なるところにある、と学びました。その中で自分はこの「できること」が少なく、それを伸ばす必要性を痛感しました。
そのためにはどうするか。
そのためには、自分の殻の外側に自ら飛び出す必要があります。殻の外はuncomfortable zoneと呼ばれていて、自分にとっては未知の領域、そして往々にして自分にとってはつらいものであります。
そこに飛び込んで初めて人間はできることを増やし、成長できるということを実感しました。
今までの自分の人生を振り返ること、ちょっと嫌だなって思うことであったり、つらいなって思うことは避けながら、好きな「安心安全かつ楽な」人生を歩んできました。
しかし、今回のプログラムに参加することで強制的に過酷な環境にぶち込まれます。想像を絶するしんどさだったと思います、今振り返ると。毎日7時に起きて、毎朝朝礼をして、トゥクトゥクとメトロを乗り継ぎ40分かけて営業エリアまで行き、そして日が暮れるまでひたすら歩いてひたすら訪問。今まで一度も経験したことなかったものだし、経験しようともしてこなかったことを5日間続けました。
ただこうしたことをしていると、自分に少しずつですが、できるようになったことが増えてきました。
例えば諦めないこと。日本にいる自分は少しでもうまくいかないことがあったり、つまらないことがあるとすぐに辞めてしまう癖がありました。今までは自分は諦めが早い人なんだと、それを変えようとしたこともなかったです。しかし、特に3日目のような15分の休憩以外ずっと動いていた営業の日々を振り返ると、そんな自分を少しでも変えることができたのではないかと思います。自分でもそんなことができるのだと、できたのだと、「できる」を増やし、成長することができました。そしてこの経験は自信にも繋がりました。営業において、自信は本当に大事です笑
今回はこうした環境に半ば強制的に置かれていたのですが、普段からも例え自分からして大きな壁のように見えることでも、できることを増やして成長につながるのなら勇気を振り絞ってやっていきたいです。
この爆速成長プログラムの舞台がインドなのも、このような理由があるかもしれないですね。
2.自分を知り、相手を知ること。
2つ目に学んだことは、自分を知ったうえで相手のことを理解することの大切さです。
この営業インターンでは、チームで行動するシーンが多くありました。そんな中、自分の良いところ、悪いところを相手から聞くシーンが何回かありました。そうすることで、初めて自分のことも相手のことも理解することができて、シナジー効果を生み、1+1=2ではない、より多くの結果を生むことができました。
それに気付かされたのは3日目です。
3日目を迎えるまで、自分は「他人に頼るより全部自分でやった方が早いしいいに決まってる」って勝手に思っていました。営業も自分のスタイルをずっと貫き、1人で行動してました。しかし、3日間必死にやっても結果が全く出ず、けれど何がいけないかもわからない、空回りの状態になってしまい、何を信じればいいのかわからなくなってしまいました。
その時、メンターの方に言われたのが自分の弱みを指摘されました。それは自分が「自分は正しい」と強く思いすぎているということでした。その日の夜、プログラムの他のメンバーに聞いてみても、同じ答えが返ってきました。もっと自分は周りに頼るべきだし、周りから学ぶ姿勢を身に着けるべきだとその夜、痛感しました。
翌4日目は今までの方針を変え、チーム2人でお店を回り、メンバーの一人が商談の中心を、自分はそれをサポートするという形をとりました。それは今まで自分がやっていたことと正反対で、抵抗もはじめはありました。しかし、実際にその日も終わりころ、ついに初めての契約を取ることができました。本当に嬉しくて嬉しくて、その時見た夕焼けがめちゃくちゃ綺麗だったのを覚えています。一生忘れません。
この経験から、もっと自分のことを知る必要性があるなと感じました。そして相手のことを知る必要性があると感じました。お互いの弱み強みを把握し、ではどうすればチームで最大の結果を出せるのか、一緒に考えればいのです。
正直、自分の弱みとかを聞くのって、抵抗がありましたし、聞かないという選択肢もありました。これも一種の楽な生き方ではありますね。でも結果としてそうすることで困るのは自分なのです。
3.目標を立てて、どんな形であれ達成すること
このインターンでは毎日目標を立てます。例えば「今日契約一件取ってくる。」といったような感じです。
そして大事なことはこうして立てた目標は必ず達成しなければいけません。達成しなければ、目標に意味がありません。すごく当たり前のことのように思えるのですが、この目標を達成することができたかどうか、営業ではこれが全てシビアに評価されます。
例えばその日「今日契約一件取ってくる」という目標を立てたとします。そしたら、その日はなんとしてでも契約を一件取ってこなければいけないのです。たとえ「惜しかったのが2件あった」「お店に80件訪問することはできた」としても、見られるのは目標が達成できたかどうか。もし契約が一件も取れていなかったのなら、こう言われます。
「じゃあダメじゃん」
これは実際に柴田さんから言われた言葉です。
こうして自分の立てた目標をこなす、有言実行をすることによって初めて人の信頼を獲得することができるとわかりました。そのため、つねに目標を意識し、それに向けて死に物狂いでやることがとても重要です。
営業ではそれが数字としてシビアに評価されます。目標を立てて満足するのではなく、達成してこそ評価される。この有言実行の重さを、強く実感させられました。そして何より目標を達成するととてつもない自信がつきます。営業において自信は本当に大事です笑(大事なことなので2回言いました)
3.アドバイス
最後にこれから参加してみようと思っている方にアドバイスが2つあります。
1つ目はしんどいことの乗り越え方です。
このインターン、しんどい瞬間が何回もあります。そんな時、大切なのは「楽しむ」ことです。
ただ楽しめっていうアドバイスよく聞くじゃないですか。口で言うのは簡単だと思うのですが、実際やってみるのはとても難しかったりするのです。
そんな時にオススメの方法があります!これはメンターの方から教えていただいたのですが僕自身も効果があったので、その方法を教えます。
それは「脳を騙すこと」です。
つまりどんなしんどいことでも、それを楽しいことだと脳に言い聞かせるのです。すると、本当にそれが楽しいことのように思えちゃったりするのです。例えば、歩きながら「楽しもう楽しもう楽しもう楽しい楽しい」みたいに言い聞かせるのです。
一見、なんとも怪しそうなやり方ですが、これ実は本当に効果があります。
実際、僕もショッピングモールの前で「いやーめっちゃ楽しいなこれ!」って大きな声で叫んでみました。すると、本当に楽しさを感じることができて、やる気が出てきました。ポイントは声に出すことですよ。(注意してほしいのはインド限定なところです。インドだから叫んでもセーフ。日本だったら…アウトかも。)
もちろん楽しみたいときだけじゃなくて、自信を無くしたときも「自分はできる」と言い聞かせることも効果的です。
あ、あと無理やり笑顔を作ることもよいです。やってみてください。自然と楽しい気持ちになるはずです。営業においても笑顔は大事なので、頑張ってでも笑顔は作りましょう。これは日本でもできますね(笑)
2つ目のアドバイスは一歩踏み出す勇気が出ないときです。
そんなときのアドバイスは、、
何にも考えるな、ということです。いろいろあれこれ考えるのではなく、飛び込んでしまえばいいのです。
なぜなら、やってみなきゃわかんないからです。
僕も飛び込み営業をする中でなかなかお店に入る勇気がないときというのがありました。それは骨董品を売るお店で、中には3人の強面の男性が。あーこわいインド人のおじさんが中から睨んでる、あーきっと怒られるのかな、あーどうせこの店も契約を取れないよ、と一瞬考えてしまいました。
でもこんな心配なんて、ここで色々考えててもしょうがないのです。やってみなきゃわかんないですし、飛び込んでみないとわからないのです。
僕は勇気を振り絞って、というか何も考えずにガラス戸を押して、特に何も考えずに「ナマステー!」って言ってみました。その瞬間、強面の3人がめちゃくちゃ素敵な笑顔になって、「ナマステー」と返してきてくれました。あ、なんかこの店いけそう、ってその時直感で思いました。そして話していくうちにそのうちの1人がオーナーであることがわかり、さらにその方のお兄さんが日本で働いているということもわかり、話が進み、商談までいくことができました。
このようにどんなにお店に入る前に色々考えていても結局飛び込んでみないとわからないことばかりで、案外やってみるとうまくいったりするものです。
同じような瞬間って、人生にもいろいろあると思います。なかなか一歩が踏み出せない瞬間ってあると思います。いろいろな心配事だったり、不安なことが頭をよぎったりすると思います。でもそんなこといくら考えても時間の無駄です。やってみないと分からないです。何にも考えずに、目の前の扉を押せばいいのです。なんとかなります。
4.最後に
このプログラムに参加して、数えきれないくらいの学びと経験、そして何より一生の仲間を得ることができます。そんな素敵なメンバーたちも、同じようにブログを書いているのでぜひ、読んでくださいね!
最後に、皆さんに質問です!
爆速成長、したいですか?
したいなら、飛び込みましょう!
最後まで読んでくださり、ありがとうございました!
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