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世界初!甘味飲料の広告を全面的に禁止!?健康大国シンガポール!

ちい@シンガポール
  • 2019/11/05 00:00
  • シンガポール
  • 営業,企画・マーケティング
  • インターン前

 はじめまして、こんにちは。

広島に住む大学4年生で、後期から休学しています。

 

今年の12月から、5か月間シンガポールでインターンをすることになりました。

 

 

インターン先では、

 

妊婦さんでも飲めるオーガニックティーを販売することもあり、

 

今回はシンガポールの健康事情について調べてみたのでご紹介したいと思います。

 

 

 

 

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まず、健康におけるランキングで

 

シンガポールは世界でどの位置にいるのか見ていきましょう!

 

 

・健康寿命₁は1の76.2歳

2016年対象 世界保健機関(WHO2018年に発表)

 

・平均寿命₂は1位の84.8歳

2017年対象 シンガポール保健省と米ワシントン大学付属健康測定・評価研究所(IHME2019年に発表)

 

 

 

※これらのランキングは最新のものを添付しております。それぞれ対象とされた年や指標が違いますが、ざっくりとどの位置付けなのか見るために参考にしました。

 

 

 

これらのランキングから見て、シンガポールは世界的に「健康大国」と言っても良いくらい上位にいます。

 

 

(ちなみに、もちろん、日本もかなり優秀なランキングの位置にいます。

 

2018年の健康寿命で2位、平均寿命では3位です。)

 

 

日本も優秀ですが、

 

現在、シンガポールは国を挙げて健康対策をしようとしています!!

 

 

タイトルに書いてしまっているのですが、

 

今年の10月に、シンガポールの保健省は世界で初めて

 

糖分の高い甘味飲料の広告を全面的に禁止する方針を発表しました!!

 

 

 

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また、

 

 

広告の規制に加えて糖分が中~高程度の甘味飲料については

 

パッケージの前面に「不健康」ということを示すラベルの表示を義務づけられます!

 

 

このラベルの表示はパックやボトル、缶入り飲料に加え、

 

粉末飲料や発酵乳、ヨーグルト飲料も対象になり、

 

 

「健康」「普通」「不健康」をそれぞれ色分けされます。

 

 

ラベルの表示は不健康とみなされた飲料のみ義務化されますが、

 

健康的とみなされた飲料は販売促進目的でラベルを付けることはOKとのことです。)

 

 

 

どうしてこんなに甘味飲料を規制するのか?

 

 

 

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 JETROe-bookより引用)

 

先程のランキングとほぼ同じ位置にいる日本と比べてみて

 

 

シンガポールは、取り締まり・物価も高いこともあり

 

・アルコール摂取量

 

・喫煙者の割合は数値

これら2つは比較的低めですが

 

 

  

・BMI25以上の人口の割合

 

・糖尿病の人口の割合

 

 

高いのです!!

 

 

 

 

 

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糖尿病自体、直接命に関わる病気ではありませんが、

怖いのは、自覚症状がないまま進行して、合併症を起こってしまうことです。

 

 

なかでも糖尿病特有な「三大合併症」があります。

 

 

・眼底の血管の障害により物が見えにくくなる。最悪の場合失明になる。

 

・末梢神経の障害を引き起こし、足など切断することになる。

 

・腎臓機能の障害を引き起こし、進行具合によっては慢性腎不全になり、人工透析が必要になる。

 

 

 

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2014 年時点での糖尿病患者数は 44 万人

 

2050 年には 100 万人にも上ると予想されています。

 

 

そのため、シンガポール政府は糖尿病予防対策の一環の1つとして

 

甘味飲料の広告の規制を進めているそうです。

 

 

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また、政府が健康対策に取り組むだけでなく、

 

シンガポール国民の健康意識は高まっています。

 

 

これには、

 

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・健康や栄養に関する情報の入手がネット・SNS等により容易になったこと

 

 

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・医療・入院費用が高騰していること

 

 

この2つが理由として挙げられています。

 

 

シンガポールには日本のような賦課方式の保険制度はなく、

 

メディセーブ(Medisave)という制度があり、

 

個人が自らの医療費を積み立てますが、病気にかかって高い治療費を払うことになるため、

 

健康食品を利用して病気を予防しようとする人々が増えてきているそうです。

 

 

 

 

今後、甘味飲料の対策に並び、現在は砂糖税の導入も検討しているそうです。

 

これから、シンガポールがどう動いていくのか注目していきたいですね。

 

 

 最後に、

今回は初めての投稿で、シンガポールの糖尿病対策に少しフォーカスして

 

健康事情について書いてみました。

 

 

この投稿をするのに必要な情報など調べていくうちに、

 

「シンガポールってこんな国だよ」と言われていることが

 

数字など実際に見ることで、自分の中で繋がっていくことを感じました。

 

結構楽しかったです。

 

 

ここまで読んでくださり有難うございました。

 

 

これからも引き続き頑張ります。宜しくお願いします。

 

 


 

健康寿命

出生時の健康余命(健康に過ごせると期待される平均的な年数)。

健康とは,肉体的・精神的及び社会的に健全な状態をいう。

 

平均寿命

0歳における平均余命(その年の年齢別死亡率で死亡していくとした場合、0歳の者が生きることとなる平均年数)をいう。

 

統計局ホームページより(https://www.stat.go.jp/data/sekai/0116.html

 

 


 

参照:

 

健康寿命世界ランキングについて

https://memorva.jp/ranking/unfpa/who_whs_healthy_life_expectancy.php

 

平均寿命世界ランキングについて

 

https://www.asiax.biz/news/50440/ )

 

シンガポールの甘味飲料規制について:糖分の高いパッケージ甘味飲料の広告、全面禁止へ

https://www.jetro.go.jp/biznews/2019/10/9f82f0c973fed4db.html )

 

シンガポールの健康指標比較について

 

https://www.jetro.go.jp/ebook/reports/91a0338b87113e7c/index.html )

 

シンガポール国民の健康意識・保険制度について

 

https://www.jetro.go.jp/ext_images/_Reports/02/2019/9635a5cc73349b2e/201903rp-SGhealth-spr.pdf )

 

糖尿病について

 

https://www.kyoukaikenpo.or.jp/shibu/ishikawa/cat070/20180501-4/20170629001 )

 

ちい@シンガポール

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