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外国人と「共に創る」社会に!僕の夢を語らせてください!

むしむし@カンボジア
  • 2022/09/27 00:00
  • カンボジア
  • 社長直下
  • インターン前

初めまして、むしむし櫻井です。

10月の半ばからカンボジアの金融機関へのインターンシップに参加させていただく予定です。


今日はインターン前に僕の自己紹介と夢について話させてください!


僕は今東大法学部4年生(半年休学してたので正しくは5年生)。元々第二外国語がロシア語選択だったのもあり、ゼミでは旧ソ連地域の紛争や国際政治中心に勉強してきました。

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学外ではJ-FUN Youthという学生団体で、難民問題の啓発活動を行ってきました。週末にミャンマーのカチン族という難民二世の子供たちに勉強を教えたりしています(…と言いつつ実態は、子供たちとひたすらはしゃぎまくる!)

 

ちなみに趣味は散歩です。高校の友人と大手町から芦ノ湖まで箱根駅伝を2泊3日で歩きました。これは準備が大変で、徹夜で中央線を往復し、体力をつけたりしました。

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でも友人は物足りなかったようで、このチャレンジの後に「次は歩いて帰省しよう(※僕も友人も実家は中部)と持ちかけられましたが、これは断りました。流石に狂ってる。


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(※ここからは長くなるので、関心のある方だけ読んでいただければ幸いです)

 

さて、話を戻します。僕がこの金融機関インターンを選んだのは、このインターンが「日本の技術と現地の環境」を活かして展開するビジネスだと思うからです。ちょっと長くはなりますが、今考えている思いを皆さんに共有させてください!

 


僕の夢は「日本を外国人と共に創る国に変えること」です

 

僕は今、日本の外国人政策に問題意識を抱いています。

 


一昨年、馬場にあるコロナ禍のミャンマー料理店を支援するクラウドファンディング「ビルマのたべごとプロジェクト」を立ち上げました。そこで関わったミャンマー人難民の料理店オーナーの言葉で心に残っているものがあります。

 

料理店オーナーの方は88年の民主化デモで弾圧を受け、日本に逃れてきたという経歴の方。今は10人程度の従業員を抱えるレストランを経営していて、いつもニコニコ笑っている白髪のおじさんです。


そのおじさんに初めて会った時に、僕が「日本に来て一番大変だったことは何ですか?」と聞くと、こういう答えが帰ってきました。

 


「最初来た時は本当に大変だった。誰も日本語を教えてくれないし、本当に不安だった。当時は役所に行くことも多かったし、日本語がわからなくて本当に苦労した。」



そんな苦労を聞いた後で、こんなことを言われました。

 


今の日本の弱さは、外国人を『育てる』意識が弱いことにあると思うよ。今の日本は外国人をたくさん受け入れてるけど、彼らを『便利な労働力』としてしか見ていない。だから技能実習生ならその期間が終わった後に、『この国にお世話になったから自分も貢献しよう』という意識が生まれないんだ。」

 

断っておきたいのは、この難民の方は日本という国が好きで、決して日本を批判したいという意図でこういう発言をされたわけではないです。


ただ、これはまさに日本の外国人問題の核心を突いた鋭い指摘だと、その時思いました。


ただ外国人を受け入れれば良いという問題ではない。ちゃんと受け入れるからにはしっかり育て、『この国の一員』として共に社会を作っていってもらう必要があるんだな、と。

 

確かに外国人の受け入れについては、様々な理由から否定的な声も多いと思います。勿論その意見もどれももっともなものばかりだし、正直日本が自分たちだけで成長できる国ならそれでもいいかもしれません。

 


ただ今後数十年の中で、彼らの力を借りなくてはこの国は必ずたち行かなくなると僕は思います。


2024年にはいよいよ団塊世代が全員後期高齢者になるし、おまけにDX化で新しいサービスが生まれる中で、どの業界にも人手不足が叫ばれるようになってきました。

 

この国の経済が発展を続けるためには、外国人の力を本当に借りなければいけない時代は少なからずやってくると思います。


 

でも、どうしたらいいんだろう?


一言に、色々な方法があると思うし、既に数々の人がこの問題の解決のために奔走されていると思います。


ただ一方で日本の出稼ぎ先としての魅力が下がる中で、流石に日本に外国人を呼び込む方向は少し難しくなってきたのかなぁとも思います。



そうした中、僕は逆により一層日本が途上国に出ていく機会を増やすことがこの問題を解決するのではないか!と考えています。もう少し掘り下げて話しましょう。

 

新興国には現地のインフラや産業など、まだまだ日本企業が知見を活かせる分野がたくさんあると思います。そういった社会課題に対して日本人と現地人が知見を持ち寄って課題を解決する、こういう経験を増やしていく。

 

日本による上から目線の「開発支援」ではなく、現地で日本人も現地人も対等にアイデアや知見を出し合い、目の前の課題に対して共に取り組んでいく

 

真にこうした経験を持つ企業が増えれば、日本の企業意識、さらには行政にもポジティブな動きが広がっていくんじゃないかなぁとぼんやりと考えています。



ここまで色々書かせていただきましたが、僕もこの問題の答えを全くわかってはいません。非常に上から目線で知ったかぶりの表現になっていたら謝罪差し上げたいです。

自分自身もこうした課題に関わる一当事者として、共に考えていきたいと思っています。



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(すごーく前置きが長くなりましたが、)僕が今回この金融機関インターンに参加を決めたのは、まさしくこうした共創的なビジネスを学べる場だと感じたからです。

 

僕のインターン先の金融機関はマイクロファイナンスと呼ばれています。

マイクロファイナンスとは、普通は融資を受けられないような貧しい人々に融資を行い、ビジネスを立ち上げる(起業する)支援を行う金融機関のことです。

 

インターン先の企業は農家を対象にして、日本のJAのようなビジネスモデルを軸に、農家に農機を貸し出しビジネスを立ち上げる支援を行っていらっしゃるそうです。インターンでは実際に奥地に赴いて顧客の話を聞き、融資の可能性を考えたり逆に事業を提案したりする機会もあると伺っています。

 

日本人と現地人でアイデアを持ち寄り、共に事業化する方法を探る。まさに自分が今回書いたようなビジネスを行ってらっしゃると感じたので、今回参加を決めさせていただきました!

大変な経験でちょっと不安(いやかなり不安)ですが、一方で何が起こるのかワクワクしています!

 



最後に、多分ここに書いたのは、きっととても頭でっかちで、よく知っている人からしたら「何言ってんだコイツ」みたいに思われると思います!


でも今はこけしくらいで飛び込んで、帰ってくる頃にはダルマになっていられるように頑張りたいと思います笑

 

ここまでの長文、読んでいただいてありがとうございました。

むしむし@カンボジア

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この海外インターン体験談(タイモブログ)のインターンシップ情報 カンボジアの1次産業の発展を金融で支える新興国金融機関でのインターンシップ

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